遺品整理で写真やアルバムを捨てる方法
- Shinji Iwata
- 4月10日
- 読了時間: 4分
更新日:5 日前
まず、故人のアルバムや写真を、ポイポイ捨てて良いものなのか意外に迷ってしまうものです。
特に故人が楽しそうに写っているスナップ写真や卒業アルバム、想いを込めて取り集めた写真が分厚い冊子になっていたりすると、捨てるのが心苦しく又捨て方も分からず、そのまま長いこと放置したままという家庭も多いと思います。

写真やフォトアルバムの廃棄方法
捨てる方法としては一般ゴミのカテゴリーになります。アルバムや写真は、古紙や普通紙と異なりリサイクル処理が難しく、雑誌や本のような資源対象のゴミにはなりません。
一般ゴミとして廃棄することになりますが、大きくてぶ厚いアルバムを、一般ゴミの袋に入れて出すことは大変抵抗があります。そしてアルバムがダンボールにいっぱいあったりしたらもうお手上げです。
さらに写真は個人の顔が写っているため、身元がばれてしまう情報という点でも心理的に捨てにくい要因です。
シュレッダーをかけて中身の見えない状態で一般ゴミで出すというのが理想ですが、まずムリな話です。

供養品として処分する方法
一般のゴミとして扱いにくいという点は置いといて、故人のものを遺品として粗末に扱いたくないという方にはお焚き上げという方法があります。
お焚き上げとは神仏に関わるものや、心が込められている、魂が宿っている、意思が移っている、などという考え方で供養したほうが良いと思われる対象を、火で浄化する儀式のことです。つまりお寺や神社で専門的なやり方で焼却処分してもらえるというものです。お正月に行うどんと焼きが有名です。
故人の想いも一緒に宗教儀式で清らかに処分できて、最大のメリットは送り出す側に「粗末に廃棄していない」という安心感があることです。
では大量にアルバムが残されている場合や、お焚き上げを依頼できるお寺や神社が分からない場合や、そもそも依頼してみたら想定予算以上の料金(お布施や玉串料)がかかる場合はどうすれば良いのでしょうか。

遺品整理業者に依頼する
お薦めは、供養もできますよと謳っている遺品整理業者や不用品回収業者に依頼するという方法です。彼らは提携先の宗教法人で安く供養するルートを持っていますので、大量の供養品を扱うことに慣れています。料金がお手頃なところも多いので数社に見積もりをお願いしてみるのもお薦めです。但し供養の実態が伴わない不誠実な業者もいるので要注意です。
業者の中でも遺品整理士という肩書の者がいます。彼らは遺族の気持ちに寄り添って丁寧に供養や処分を行ってくれるはずなので遺品整理士がいる遺品整理業者や不用品回収業者ならさらにお勧めです。(※遺品整理業者だから遺品整理士がいるとは限りません。)
写真やアルバムの廃棄を一般のゴミ以外の方法で廃棄するのは、相場や基準が明確ではないので費用感が難しいのですが、一般的な業者の料金体系を見ると、アルバムは1冊5百円から、ミカン箱の詰めた状態だと3千円から5千円程度が目安のようです。供養まで丁寧に行ってお焚き上げする場合には、さらに2~5割増しで見れば予算も足りると思います。
是非、納得のいく方法で、上手く遺品のアルバムを整理頂ければと思います。
生前整理が重要
故人が残したたくさんの遺品は、懐かしい思い出とともにモノとして残ります。但しそれが処分の対象となったとき、とても扱いに困る廃棄物に変わります。
是非我が身を振り返ってみてください。自分に何かあったとき、残された人たちに迷惑をかけない状態にしておくことの重要性が身に染みると思います。子供たちが躊躇するものでも、自分なら簡単に捨てられます。自分のものだからです。
是非とも終活の中で生前の整理を「生前の証」として検討して実行してみてください。

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さくらサービス東京
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